残業代は、時間外労働時間、時間単価、割増率の3要素で計算していきます。

時間単価は自身が1時間労働した場合にいくらになるかというものです。

実際はもう少し複雑なケースが多いのですが、ここではわかりやすさの点から月給25万円、年間休日120日、1日の所定労働時間8時間というケースを想定します。

月給制の場合、休日等の関係で月の労働時間は区々となりますので、1年間の総労働時間から1月の平均労働時間を求めるところから始めます。
1年間の総労働時間=(365日-120日)×8時間=1960時間
1月の平均労働時間=1960時間÷12か月≒163.33時間

1月の平均労働時間がわかったら月給でそれを割ることで時間単価が求められます。
25万円÷163.33時間≒1530円

想定ケースの時間単価は1530円ということになります。
残業代請求をお考えの方は試しにご自身の時間単価を確認してみてもよいと思います。時間単価が高ければ時間外労働時間が少ない場合にも多額の残業代が発生するということになります。

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